Excel 折れ線グラフの作り方

Excel小技part3

Excel 折れ線グラフの作り方|推移が伝わる基本と失敗しないコツ

「月ごとの売上推移を報告したいけど、ただ数字を並べただけじゃ伝わらない…」「グラフを作ってみたけど、なんだか見づらくて意図が伝わらない…」そんなお悩みはありませんか?折れ線グラフは、時系列データの変化を視覚的に表現する最強のツールです。この記事を読めば、誰でも3分で「なるほど!」と言われる、分かりやすい折れ線グラフを作成できるようになります。

会話で学ぶ!折れ線グラフの基本

初心者くん

プロさん!月別の売上データをグラフにしたいんです!なんか色々あって、どれを選べばいいか分からなくて…えいっ!って適当に選んだらぐちゃぐちゃになっちゃいました!

プロさん

おやおや、慌ててはいけませんよ、初心者くん。大丈夫、一つずつ進めば必ず美しいグラフが描けます。時系列の『移り変わり』を見せたいのでしたら、折れ線グラフが最適解です。データの連続的な変化を示すのに、これほど適したグラフはないのです。

初心者くん

折れ線グラフ!なるほど!でも、作ってみたら横軸が1, 2, 3, 4…ってただの数字になっちゃって、「4月」「5月」って表示されないんです…。うっかり何か飛ばしちゃったかなぁ。

プロさん

ふふふ、それはよくある落とし穴ですね。Excelが横軸のデータを「日付や項目」として正しく認識できていないのかもしれません。まずは基本の手順を一緒に確認しながら、その謎も解き明かしていきましょう。焦らず、自分のペースで大丈夫ですよ。

3分で完成!伝わる折れ線グラフの作成手順

ポイント:折れ線グラフは「つながり」があるデータに使う

折れ線グラフは、点と点を線で結ぶことで「連続性」や「推移」を表現します。そのため、「4月の次は5月」といった時間的なつながりや、「工程1→工程2」のような順序に意味があるデータに最適です。逆に「商品A・商品B」のような独立した項目を比較する場合は、棒グラフの方が適しています。グラフ選びは、データが持つ意味を考えることから始まります。

今回は、以下のサンプルデータを使って、2つの商品の売上推移グラフを作成します。

A商品売上 B商品売上
4月 100 120
5月 110 115
6月 130 135
7月 125 140
  1. データの準備と選択: 横軸にしたい項目(A列の月)と、グラフにしたい数値データ(B列、C列)をすべて含めて範囲選択します。これがグラフの元になります。
  2. グラフの挿入: 「挿入」タブ →「グラフ」グループ →「折れ線/面グラフの挿入」から、最もシンプルな「マーカー付き折れ線」を選びます。これだけでグラフの原型ができます。
  3. タイトルと軸の整備: グラフタイトルをクリックして「商品別 売上推移」のように分かりやすい名前に変更します。必要ならグラフ右上の「+」(グラフ要素)から「軸ラベル」を追加し、縦軸に「(単位:万円)」などと入力しましょう。
  4. デザインの調整: グラフの線をクリックし、「書式」タブや右クリックメニューから線の色や太さを変更します。マーカー(点)の形や色も変えると、より見分けやすくなります。見やすさが格段に上がります。

なぜ?を知るともっと伝わる!グラフの仕組み

初心者くん

プロさん、さっき『連続的な変化』って言ってましたけど、棒グラフじゃダメなんですか?同じデータで作れちゃいますよね?どっちがいいか迷っちゃいます。

プロさん

良い質問ですね。そこがグラフ表現の奥深いところです。棒グラフは各項目の『量』を比較するのに優れています。例えば「7月の売上はA商品とB商品どちらが多いか」を一目で比べるなら棒グラフです。一方、折れ線グラフは線の『傾き』で変化の度合い、つまり『勢い』を直感的に伝えられるのです。急な上り坂なら急成長、なだらかなら安定、というように、棒グラフでは読み取りにくいストーリーを語ってくれるのですよ。

よくある失敗と解決策

折れ線グラフ作成時によくある「困った!」をまとめました。原因と対処法を知っておけば、もう慌てることはありません。

よくある失敗(原因) 解決策(対処) 一言メモ
横軸が日付にならず連番になる
Excelが横軸のデータをテキストとして認識している(例: “4月” 全角)。
データをExcelが認識する日付形式(例: “4/1″)にするか、グラフの「データの選択」で横軸ラベルの範囲を正しく指定し直す。 セルの表示形式が「標準」や「文字列」だと日付として扱われません。
空白セルがあると線が途切れる
データに未入力のセルがあり、デフォルト設定ではプロットされないため。
グラフを選択 →「グラフのデザイン」→「データの選択」→「非表示および空白のセル」→「データ要素を線で結ぶ」にチェック。 「ゼロ」でつなぐ設定もあるため、データの実態に合わせて選びましょう。
系列が多くて線が絡まり見づらい
5つ以上のデータ系列(線の本数)を1つのグラフに詰め込んでいる。
グラフを2つに分けるか、特に重要な系列だけを実線にし、他は点線にするなど強弱をつける。 人間が一度に識別できる線の数は3〜4本が限界と言われています。

まとめ

  • 折れ線グラフは、売上推移など「時系列データの変化」を視覚的に表現するのに最適です。
  • 作成は「データ選択」→「挿入」の2ステップが基本。その後、タイトルや色を調整して「伝わる」グラフに仕上げます。
  • 横軸が意図通りにならない、線が途切れるなどの失敗は、データ形式の見直しやグラフ設定で必ず解決できます。

まずは難しく考えず、お手元にある先月の売上データや日々のアクセス数のデータを使って、今日学んだ方法で一本の折れ線グラフを作ってみましょう。

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