Power QueryとPower Pivotで売上データを自動集計&分析する完全ガイド【実習ファイル付き】
ExcelのPower QueryとPower Pivotを組み合わせると、複数ファイルをまとめる「データ加工」と、高速で柔軟な「分析」が一気に実現できます。
今回は、実際のサンプルファイルを使って、フォルダ内の複数Excelを自動結合し、その結果をPower Pivotで分析する流れを体験してみましょう。
1. サンプルファイルの準備
- 以下のリンクからZIPファイルをダウンロードして解凍してください。
- 解凍後のフォルダには次の4つのExcelファイルが入っています。
sales_202506.xlsx sales_202507.xlsx sales_202508.xlsx sales_summary.xlsx ← 集計用(このファイルを開く)
この中の sales_summary.xlsx を開いて作業を始めます。
2. Power Queryで複数ファイルを自動結合する
- sales_summary.xlsx を開き、[データ]タブ → [データの取得] → [フォルダーから] をクリック
- 解凍したフォルダを選択して [OK]
- フォルダ内のファイル一覧が表示されたら [データの結合] → [結合して変換]
- Power Query エディターが開いたら、不要な列を削除し、列名を「日付」「担当者」「商品」「売上金額」に変更
- 「売上金額」は数値型、「日付」は日付型に変換
- [閉じて読み込む]をクリック → sales_summary.xlsx のシートに統合データが表示されます
この時点で、フォルダに新しい売上ファイルを追加すれば、[更新]ボタンを押すだけで結合データが自動更新されます。
3. Power Pivotを有効化する
- [ファイル] → [オプション] → [アドイン] を開く
- 下部の「管理」ドロップダウンから「COM アドイン」を選択 → [設定]
- Microsoft Power Pivot for Excel にチェックを入れてOK
- リボンに「Power Pivot」タブが表示されます
4. Power Pivotにデータを読み込む
- sales_summary.xlsx の結合済みデータをアクティブにした状態で、[Power Pivot]タブ → [データモデルに追加]をクリック
- Power Pivot ウィンドウが開き、売上データが読み込まれます
5. 追加マスタを作って関係を設定する
部署別の集計を試すため、担当者と部署の対応表(マスタ)を作ります。
- 新しいシートに「担当者」「部署」列を作成し、担当者ごとの部署名を入力
- [Power Pivot]タブ → [データモデルに追加] でマスタも追加
- Power Pivot ウィンドウで [ダイアグラムビュー] を開き、売上データの「担当者」とマスタの「担当者」をドラッグして接続
6. ピボットテーブルで分析する
- Power Pivotウィンドウ → [ピボットテーブル] → [新しいワークシート]
- 「部署」を行、「商品」を列、「売上金額」を値に配置
- 部署別 × 商品別の売上表が作成されます
7. DAXでメジャーを作成する
- Power Pivotウィンドウで新しいメジャーを作成
- 次の式を入力:
Total Sales := SUM([売上金額]) - このメジャーをピボットテーブルに追加すると、任意の条件下で合計売上が集計できます
まとめ
今回の流れは、Power Queryでデータを整形 → Power Pivotで分析 という、Excelの最新・実務的なデータ分析手順です。
これを覚えると、毎月の集計やレポート作成が大幅に効率化されます。
さらにDAX関数を活用すれば、前年比、累計、比率などの高度な指標も簡単に追加できます。



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